ポイント 1 職員募集の特徴
福祉の職場では一般企業と違って、定期採用があまりなく、募集もほとんどが施設ごとに行われていたり、応募資格も細かく定められています。ここでは、福祉の職員募集の特徴や特性をよく理解し、就職の活動プランを立てましょう。
職員募集の特徴 社会福祉施設の職員には国や都道府県の定数基準があり、総数自体も限られています。また、一般企業のような「定期採用」ではなく、職員の欠員が生じた時 や、施設の増設、新規施設の開設、新事業の開始など、限られた時に、募集が行われる傾向にあります。その募集も、それぞれの法人独自で行われるため、情報も乏しいのが現実です。そのような募集の特徴をよく理解した上で、福祉職場への就職活動を始めましょう。
職員配置 (入所定員 50 名の場合)
| 職業名 | 特別養護老人ホーム | 身体障がい者療護施設 |
| 施設長 |
1 |
1 |
| 事務員 |
1 |
1 |
| 指導員 |
- |
1 |
| 理学療法士 |
- |
1 |
| 介護職員 |
15 |
20 |
| 看護師 |
2 |
2 |
| 介護支援専門員 |
1 |
- |
| 機能訓練指導員 |
1 |
- |
| 生活指導員 |
1 |
- |
| 栄養士 |
1 |
1 |
| 介助員 |
- |
1 |
| 調理員 |
4 |
4 |
| 医師 |
1 |
1 |
| 職員総数 | 28 | 33 |
1. 職員を募集する時
一般的には、現在在籍している職員が退職する時や、事業拡大や施設の新規開設などで、職員を増員する時などに (あるいは見越して)、職員募集が行われます。
2. 採用の時期 福祉職場では 3 月で退職する人が多いため、採用月も 4 月が多くなります。新卒者はもちろん 4 月採用が圧倒的です。
このグラフは、福祉人材センター・バンクの紹介により就職した方の、就職が決まった時期ですが、3 月がもっとも多くなっています。10 月、3 月が前後に比較して多くなっているのが、よく分かります。また、年度の途中で欠員が生じた施設は、短期間に職員を補充するため、その時点で募集をして、即採用を図っています。これは中途転職者には有利ですが、新規学卒者の就職活動としては不利な点が多いかもしれません。しかしこれも、自分の希望の職場に就職するための選択肢の一つと考えれば門戸はさらに広がると言えるでしょう。
3. 職員募集の方法
施設・法人では職員の募集を決めると、出来るだけ早い採用を計画します。そのため、福祉人材センター、公共職業安定所をはじめ、その施設の所在する市町村の広報誌、新聞広告を中心に求人を掲載します。もちろん、新卒者向けの場合は大学や専門学校等の養成機関にもその募集要項は周知されますので、各学校に掲 示される就職情報はまめにチェックしましょう。